運転免許を持っていない人がレンタカーを借りても運転はできません。
しかしながら、ドライバー付きのレンタカーであれば、利用することも可能です。
レンタカー事業は、利用者も多く成長が著しい業界でもあり、様々なサービスを展開しています。
そのサービスの一環としてドライバー付きレンタカーがあります。
しかし、レンタカー事業においてドライバーを斡旋することはできません。
今回はジアミストが、ドライバー付きレンタカーについてお話していきます。
■ドライバー付きレンタカーはダメ?
レンタカー事業を管轄しているのは国土交通省で、レンタカー会社がドライバーを紹介したり斡旋したりすることは禁止されています。
大手レンタカー会社のHPでも、ドライバー付きレンタカーはありますか?という質問に対して、道路運送法によってドライバー付きでのレンタルはできないとの回答が記載されています。
■それでもドライバー付きレンタカーがあるのはなぜ?
ドライバー付きレンタカーを提供している業者によると、ドライバーの紹介は派遣法に抵触するが、レンタカー業者は派遣業ではなく請負でドライバーを雇っていることから違法ではないという認識でいるのです。
派遣ということから考えると、派遣会社はドライバーと雇関係にあり、レンタカー利用者は派遣会社にドライバー派遣を依頼する関係にあります。
そのため、レンタカー利用者はドライバーに対して指示を出すことができます。
しかし、請負になると、請負会社はドライバーと雇用関係にありますが、請負会社はレンタカー利用者との請負関係となるので、レンタカー利用者がドライバーに指示を出すことはできないのです。
こうした関係でのレンタカー事業は、まさにグレーゾーンにあると言ってもいいでしょう。
基本的に、違法となる可能性があることから大手レンタカー会社は、ドライバー付きレンタカーのサービスは行っていないので理解しておきましょう。
■ドライバー付きレンタカーのメリット
ドライバーがいることで、運転免許のない人でもレンタカーを利用することができます。
運転による負担もないので、旅先でもゆっくり旅行を楽しむことができるでしょう。
また、公共交通機関を利用する場合には、出発時刻などを気にしなければなりませんが、レンタカーであれば時間に余裕を持つことができます。
また、運転はお任せするのでアルコールなどを楽しむこともでき、より充実した時間を過ごすことも可能です。